2022年6月、EUは2024年末までにUSB-C(Type-C)充電コネクタを統一すると正式に発表し、充電分野における画期的な変革と見なされました。同時に、Appleも初めてのUSB-C搭載のiPhone 15を今年中に発売する計画であり、長い歴史であるApple独自のLightningコネクタは幕を閉じることとなります。
ご興味あるかもしれませんがが、このような小さなUSB-C(Type-C)コネクタで、ノートパソコンやスマートフォンなど、多様なデバイスに充電できる仕組みはなんでしょうか?この記事でお答えします。
USB Power Delivery(USB PD)協議
Type-C充電の技術はUSB Power Delivery(USB PD)プロトコルを採用しており、USB-C対応デバイスは必要な電力に基づいて充電の電圧と電流を調整することができます。スマートフォンなどの小型デバイスには低い電圧と電流を提供でき、一方でノートパソコンなどの大型デバイスにはより高い電圧と電流を供給できます。最新のUSB PDプロトコル(PD 3.1)では、0〜240Wまで様々な充電仕様をサポートしており、デバイスによる違うワットの制限を越えて、より高速な充電速度を実現し、より良い充電体験をユーザーに提供できます
両面とも充電できるデュアルサイドインターフェース
USB-Cコネクタは上下両面とも挿し込みできる設計です。よく見られるUSB-Aコネクタより、サイズが大幅に小型化、直感的に使用できます。両面とも挿し込む可能の事により、コネクタの向きを区別する必要がありません。これは充電においてのメリットだけでなく、データ転送、オーディオ、ビデオなど、様々機能にも適用され、ケーブル収納がとても楽になります。また、異なるデバイスが同じコネクタを使用できるため、相互運用性と利便性が向上し、電子廃棄物の削減にも役立ちます。これもEUがUSB-Cコネクタに統合する主要な理由の一つです。
USB-Cコネクタ拡大図
USB-C(Type-C)コネクタは充電産業において標準仕様になる傾向であり、USB PDプロトコルの特徴と逆差し可能なコネクタは、ノートパソコンやスマートフォンなど、あらゆるデバイスに安全かつ効率的な充電を提供できます。これから各種の電子製品の製造における大きな変更方向であります。